富士山世界遺産センターに行って富士山信仰について考えた話
こんにちは、東京手みやげコンシェルジュcoco(@coco_rg51)です。
いつぞぶりやの更新ですが、新型コロナウィルスの緊急事態宣言の合間を縫って
富士山世界遺産センターに行ってきました。
富士山は、ユネスコ世界遺産委員会によって「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として
2013年に世界文化遺産に登録。
『さまざまな「信仰」と「芸術」を生み出した名山として世界に誇る価値がある』と認められました。
ふと思い立って富士山世界遺産センターに行き、「富士山信仰」についてはじめて知り考えることができました。
富士山の美しい姿かたちだけでなく、それに纏わる信仰にまで迫ってみませんか。
富士山世界遺産センターに行くきっかけ
・建築特集で富士山世界遺産センターの写真を見て、いつか行ってみたいと思っていた
・中田敦彦さんのYoutube大学「古事記編」で、
古事記の中で富士山信仰について触れられていないことが不自然だと語られていたのが気になっていた
・「浅間神社」ってよく聞くけど富士山世界遺産センターのすぐ近くにある「富士山本宮浅間大社」が本丸らしい。
これはついでに行くっきゃない‼
こんな思いから、富士山世界遺産センターをメインに、
富士宮焼きそばを食べ、富士山本宮浅間大社にも立ち寄ることになりました。
①富士宮といえば富士宮焼きそば
腹は減っては戦はできぬ‼ということで、B級グルメの火付け役「富士宮焼きそば」を早速いただいてきました。
富士山世界遺産センターと富士宮駅の間にある さの食堂 に立ち寄りました。ランチ500円、安い‼
②浅間神社
浅間神社(あさまじんじゃ、せんげんじんじゃ)は、「浅間」を社名とする神社。主に富士山に対する信仰(富士山信仰/浅間信仰)の神社である。
富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神(浅間神)、または浅間神を記紀神話に現れる木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやびめのみこと)とみてこれを祀る神社である。
各地に「浅間神社」があるのは知っていましたが、それが富士山信仰の神社だったとはつゆ知らず…
「富士宮」という地名も焼きそばイメージが先行していましたが、
「富士の宮」だったのか、と当たり前すぎる事実に気付いたのでした。
そう、富士山世界遺産センターの近くに富士山本宮浅間大社があったのではなく、
富士山本宮浅間大社がある場所の横に富士山世界遺産センターをつくったんですね(汗)
ものごとの成り立ちの順序が逆でした…
浅間大社境内の解説によると、この地は源頼朝、武田信玄、徳川家康と縁があるじゃないですか。
スーパースター勢ぞろい‼
ほとんど見聞きすることのなかった「富士山信仰」や「浅間大社」が
ただごとじゃないというのがひしひしと伝わってきました。
鎌倉(頼朝)、信玄(甲斐)、家康(駿府)に住んでいれば、富士山へ畏敬の念を示さずにはいられませんね。
③富士山世界遺産センター
ここでは富士山登山(登拝)の様子、富士山の成り立ち、富士山信仰についてさらに学べます。
・富士山が4つのプレートの軋みから産まれたこと(すごい奇跡‼)
・竹取物語の舞台に富士山の山頂が出てくること
・富士山信仰により巡礼のようなことが富士山近隣地域から行われていたこと
などを知りました。
世界自然遺産ではなく「世界文化遺産」に登録されたのもナットク。
宗教的な意味合いを含むため、テレビではその思想までは言及されませんものね。
富士山信仰について体系的に知れてよかったです。
生憎の天気でしたが、天気がいい日には雄大な富士山を臨むことができるそうです。
手みやげはやっぱり富士宮焼きそば
手みやげには富士宮焼きそばをチョイス。
東京手みやげコンシェルジュまとめ
いかがだったでしょうか。
「おしゃれな建築物である富士山世界遺産センターを見たい‼」というミーハー心から向かった富士宮で
「富士山信仰とは何たるか」を思い知らされました。
宗教色の強い話なので、テレビで説明されることはなかなかないでしょう。
富士山が世界遺産に登録されたのは知っていても、
ここ富士山世界遺産センターに出向かなければ一生知ることのできない信仰だったと思います。
ちなみに、富士山世界遺産センターは静岡県と山梨県それぞれにあります。
今回ご紹介したのは静岡県側の富士山世界遺産センターです。