花見と絶品手みやげをダブルでたのしめる 東京桜の名所4選
こんにちは、東京手みやげコンシェルジュcoco(@coco_rg51)です。少しずつ春の陽気を感じるようになってきましたね。東京には素晴らしい桜の名所があります。桜と手みやげをダブルでたのしめる東京手みやげコンシェルジュ的「東京の桜の名所」をお届けします。
①千鳥ヶ淵・靖国神社と山本道子の店
日本人ならば、いえ日本人でなくともこの時期に東京を訪れたならば、一生に一度はここの桜を見て欲しいです。私は千鳥ヶ淵の桜が日本で一番綺麗だと思っています。
この風景どこかで見覚えありませんか?
正解は、NHKカメラが設置してある場所です。お花見シーズンにNHKを見ていたら必ず放送される場所ですね。美しい風景とは裏腹に、みんな考えることは同じですので激混みです。それでも見る価値あり!長蛇の列ですが、ボートに乗るのもいいですね。
併せて足を運んで欲しいのは靖国神社です。こちらも桜の名所なのですが、気象庁が指定した東京の桜の標本木があります。毎年、開花発表が出ると、この木に多くの報道陣や参拝客が集まります。
標本木とは
各地の気象台の敷地などにある開花の基準となる木。5~6輪咲いた状態が開花、8割以上開いた場合が満開。開花予想は、民間が精度の高い予想をするようになり、2009年春を最後に発表をやめた。民間の一部は気象庁の標本木データを中心に予想している。
千鳥ヶ淵・靖国神社のあとは、山本道子の店に向かいましょう。「山本道子って誰?」と疑問に思ったあなた、村上開新堂はご存知でしょうか?
村上開新堂とは、紹介のみで購入できるクッキーで有名な洋菓子店です。私もこれまでの人生で一度しかお目にかかったことがなく、はじめて聞いたときはもちろん何のことかわかりませんでした(汗)要するに伝手がないと購入が難しいのです。
しかしながら、山本道子の店では、村上開新堂のマーブルクッキーを紹介なしで購入できるのです!!希少性抜群です。
②上野恩賜公園とみはし・うさぎや
上野恩賜公園にある桜のトンネルも一度は見ていただきたいです。あまりの人の多さで感傷に浸る暇もありませんが、綺麗なものは綺麗なのです。上野恩賜公園で花より団子で宴に明け暮れる様子、何時間も前から場所取りに繰り出されている様子は定番ですね。
国立博物館正面のメイン通りだけでなく、不忍池にも足を伸ばしてみましょう。また、ソメイヨシノの見頃は4月上旬ですが、京成上野駅や西郷隆盛像周辺では一足早くカンザクラやオオカンザクラも咲いていますので3月下旬の桜もたのしめます。
上野おすすめ手みやげは、みはしとうさぎやです。私の中で、みはしはキング オブ あんみつ、うさぎやはキング オブ どら焼きです‼︎
どちらも上野名物の行列店。みはしは喫茶ではなくテイクアウトなら待ち時間が短くてすみます。うさぎやは閉店間際は売り切れの可能性大なので、日中に行きましょう。最高の花見団子をおたのしみあれ♪
③増上寺と切腹最中
東京タワー×寺×桜
この3つが揃うのは増上寺のみ!!
江戸幕府を開いた徳川家の菩提寺は、前述の上野公園内にある寛永寺とこの増上寺です。
寛永寺:四代・家綱、五代・綱吉、八代・吉宗、十代・家治、十一代・家斉、十三代・家定、篤姫
増上寺:二代・秀忠、六代・家宣、七代・家継、九代・家重、十二代・家慶、十四代・家茂、和宮
と、歴代将軍将軍の大半+篤姫・和宮のお墓は寛永寺と増上寺にあります。増上寺では、運がよければお花見シーズンに徳川将軍家墓所の霊廟公開をしています。歴史好き必見ですね!!
増上寺の行き来に立ち寄って購入してほしいのが、新正堂の切腹最中です。
「忠臣蔵」の起こりとなった浅野内匠頭がお預けになり切腹された田村屋敷跡にあり「忠臣蔵」にまつわる数々の語りぐさがこの菓子を通じて、皆様の口の端にのぼればという思いを込めた商品です。
歴史的エピソード+ネーミング+見た目は抜群です!!「ごめんなさい!!」という気持ちを表すには絶好のネタとなります。私の職場でも、とある役職者がとある間違いを起こして、この切腹最中を配る、という場面に出くわしたことがあります。
増上寺とセットで紹介しておきながら恐縮ですが、1km強歩くので覚悟してくださいね。
④浅草・隅田川沿いと亀十
「桜×東京タワー」が増上寺ならば、「桜×スカイツリー」をお目見えできるのが浅草・隅田川周辺です。浅草から水上バスに乗って川沿いの桜を見るのも風情があります。
そもそも、お花見っていつ・どうして生まれたのでしょうか?
実は、8代将軍・徳川吉宗による享保の改革の一環なのです。
・環境を整備して、頻発する火事による延焼を防止する
・桜以外にも、土手に柳を植えたり、松を植えたりする緑化計画が行う
・質素倹約、風俗矯正といったスローガンの下に、歌舞伎や遊里といった庶民の娯楽の王道の場を厳しく取り締まる一方で、花見という新たな健全娯楽の場を提供した
(江戸の花見の名所といえば上野の山だったのですが、寛永寺が歴代将軍の菩提寺となると、どんちゃん騒ぎができなくなってしまいましたので)隅田川の桜堤(向島)、飛鳥山(王子)、御殿山(品川)に桜が植えられたわけです。
参考:
サライ:「暴れん坊将軍は花がお好き!? 江戸に「お花見ブーム」仕掛けた徳川吉宗のスゴイ狙い」
浅草に行ったならば、亀十のどらやきは必食です。ワッフル?パンケーキ?と思わずにいれないふっかふかな皮に包まれたどらやき、1個300円とこんな高いどらやきをお目にかかることはなかなかありませんが後悔させない逸品です。
東京のサクラが美しいと感じる理由
ここまで東京の桜の名所をご紹介してきましたが、東京の桜が美しいと感じるのは「東京が狭く桜が密集して植えられているから」だと感じています。
・狭いが故に密集して桜を植えている
・川幅も狭いため、両岸の桜の距離が狭い
この好例が、千鳥ヶ淵であり目黒川です。これはイルミネーションにも共通していえることです。
隅田川の水上バスから見る桜もきれいなのですが、隅田川の川幅は広いので目黒川ほどの密集度はなく、ずーーーーーーーーっと両岸に桜並木が続くわけではないのですよね・・・
東京手みやげコンシェルジュまとめ
いかがだったでしょうか。千鳥ヶ淵・靖国神社、上野、増上寺、浅草と東京の桜の名所をしてきました。私の東京愛、桜愛が伝われば幸いです。どこも激混みスポットですが一見の価値アリです。絶品手みやげをゲットしつつ、過密都市・東京だからこそたのしめる美しい風景をたのしんでください♪