オバマ元米大統領にも贈られた「日本を感じるプレゼント」

こんにちは、東京手みやげコンシェルジュcoco(@coco_rg51)です。いよいよ2017年も残りわずかとなりました。今回は手みやげというよりは、かしこまった機会のプレゼントのお話です。

綺麗にラッピングされたプレゼント

目次

中国人トレーニー帰国時のプレゼント探し

私の職場には1年限定で中国人トレーニーの女性がきており、つい先日研修を終えて帰国しました。「研修お疲れ様!」という気持ちを込めて、職場全体でプレゼントを贈ることに。

贈り物といえば、もらっても負担にならない食べ物、送迎会では花束が定番です。しかし今回は、

・予算1~1.5万円
・日本っぽいもの
・形に残るもの
・(スーツケースで帰国するため)荷物にならないもの

という条件がつきました。彼女は30代前半の二児の母なので子供服(→好みがあるしサイズ不明)、高額イヤホン(→音楽聞く?)などが候補に挙がりましたが、私が最終的に提案したのは華硝の江戸切り子です。

華硝の江戸切子

国際舞台で大活躍の江戸切子

江戸切子とは、江戸切子とは江戸時代末期に江戸(現、東京)で始まった伝統的ガラス工芸です。色ガラスを重ねた「色被せガラス」と呼ばれるガラスの器に伝統的な紋様のカットが施されています。種類も豊富で、小さなぐい呑みから大型の花器に至るまで様々なものがあります。

華硝では、江戸時代から広く伝わる伝統的な紋様の他に、独自に考案した紋様も採用しています。

華硝HPより引用

華硝の江戸切子は、外交の舞台でも活躍しています。

・2008年洞爺湖サミットで国賓への贈呈品として使用された
・2014年オバマ元米大統領の来日時、手みやげとして手渡された(すきやばし次郎に行ったときですね)

オバマ氏へのプレゼントも高いものではなく、むしろリーズナブルなモデル(1個9,990円 ぐい飲み)で驚きました。まぁ、税金ですから無駄遣いはできませんよね。

演説をするオバマ元米大統領

ショールームでの説明で印象的だったのは、華硝の江戸切子は「硝子が曇っていない」ということです。他所の江戸切子はガラス全体が曇っているのですが、華硝の江戸切子は独自技術のおかげで硝子が透明なんだそうです。(下記では「大切な輝きが失われている」と表現されていますね)

※華硝HPより以下引用:ほとんどの工房では「磨き」という工程で硫酸・フッ化水素等を使用した「酸磨き」を採用していますが、華硝では全ての江戸切子を「手磨き」で仕上げています。酸磨きに使用される薬品は劇薬で地球環境に悪いだけでなく、カットの表面が解けて大切な輝きが失われてしまいます。

外国人へのプレゼントだけでなく、還暦など節目のお祝いに

めでたく同僚たちに江戸切子を気に入ってもらえたものの、華硝の二個セットでは予算オーバー。別ブランドのものをプレゼントすることになりました。

なぜ私が華硝を知っていたかというと、夫が義父の還暦祝いに徳利ぐい飲みセットをプレゼントしていたからです。お酒好きの義父は大喜び。飾り棚に飾られ、帰省すると父子でその江戸切子で日本酒を飲むこともあります。還暦は赤い徳利を贈ったので、喜寿は紫の徳利を、と考えるのも素敵じゃないですか。(本投稿に出てきた写真の江戸切子が、まさに義父へのプレゼントです)

更に遡ること十数年前。私の社会人になってはじめての給料で、亡き祖父にこれまた江戸切子を買ってプレゼントしたのも思い出です。玄関に飾ってくれて嬉しかったなぁ。

東京手みやげコンシェルジュまとめ

いかがだったでしょうか。プレゼントというと「形に残らないもの」が無難ですが、外国人への日本を感じる贈り物、お世話になった方へのプレゼント、としてある程度予算がとれる場合、江戸切り子いかがでしょう。ディスプレイとしても、実用品としても使えるのがいいですね~。

同僚たちとプレゼント選びで江戸切り子の画像を眺めていると、男女問わず「むしろ私がほしい~」という方が多かったので、今回記事にしてみました。実際、私はこれまでの人生で江戸切り子を3回も送っているわけですし。

中国人トレーニーの女性も気に入ってくれてとても喜んでいました。中国にて江戸切子が活躍してくれますように。

江戸切子の店 華硝 日本橋店
■住所:東京都中央区日本橋本町3-6-5
■TEL:03-6661-2781
■URL:http://www.edokiriko.co.jp/access.html#nihonbashi
※亀戸本店は、リニューアルのため2018年1月までクローズしているそうです。

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