パリ老舗デパートの高級スイーツは東京で手に入る

こんにちは、東京手みやげコンシェルジュcoco(@coco_rg51)です。10月中旬、スペイン・フランスを訪れましたので、数回に渡って手みやげネタをレポートします。

1回目は「パリ老舗デパートのギャラリー・ラファイエットにあるスイーツが、ほぼ東京で手に入ってしまう」という衝撃の事実です!パリに拍子抜け、はたまた東京がすごいと考えますか?

セーヌ川に臨むエッフェル塔

目次

ギャラリー・ラファイエットとは

パリ9区、オペラ座ほど近くにあるギャラリー・ラファイエット パリ・オスマン(Galeries Lafayettte Paris Haussmann)は、創業1893年、売り場面積7万平方メートルを誇る欧州最大級のデパートです。日本で言うなら、新宿伊勢丹や新宿高島屋、銀座三越のような位置付けという印象。アールヌーボー式の丸天井・クーポールは見所のひとつです。本館、紳士館、メゾン&グルメ館に分けられ、メゾン&グルメ館1階(パリ式0階)はスイーツ売り場、地下1階(パリ式-1階)はスーパーのような生鮮食品売り場になっています。

パリ在住の友人曰わく「ギャラリー・ラファイエットは生鮮食品が多く、基本的には当日消費できるモノを買うと考えた方がよい」とのこと。

ギャラリーラファイエットの店内

ギャラリー・ラファイエットの丸天井

パリでどんなスイーツをゲットしたいのか

①日本に未進出のおいしいブランド
②日本に進出済みだが、現地の方が安い、おいしいブランド

です。しかし、ギャラリー・ラファイエットに入店すると、こんな方針は脆くも崩れ去ってしまいました。

パリでしか買えないブランドを探せ!

入店してまず目に飛び込んできたのが、パティスリー界のピカソことピエール・エルメ(Pierre Herme)。そして、パリ在住日本人パティシェの名を冠したパティスリー・サダハル・アオキ・パリ( pâtisserie Sadaharu AOKI paris)です。はい、当サイトでも既にご紹介済です。

日本既進出ブランド
ピエール・エルメ(Pierre Herme)・・・東京・横浜・名古屋・京都・神戸
パティスリー・サダハル・アオキ・パリ( pâtisserie Sadaharu AOKI paris)・・・東京・名古屋
ダロワイヨ(DALLOYAU)・・・東京・大阪・名古屋・仙台・埼玉・千葉
ジャン=ポール・エヴァン(JEAN=PAUL HEVIN)・・・東京・さいたま・仙台・広島・福岡・札幌・名古屋
マイユ(MAILLE) ※マスタードで有名なブルゴーニュ発祥の調味料ブランド。日本ではS&B エスビー食品から販売。
レクレール・ドゥ・ジェニ・・・東京・横浜・大阪・京都

「みんな知ってる店じゃん!!」と思わず突っ込まずにはいれません。辛うじて見つけた日本未進出ブランドが、

ル・ショコラ・アラン・デュカス Le Chocolat Alain Ducasse

でした。正確には、⑦はフレンチ巨匠アラン・デュカスによるチョコレート専門店で、フレンチ店は銀座にあるようです。⑥は新宿高島屋と日本橋高島屋にあることを知らず、パリで購入してしまいました。

※2020年現在、日本でもル・ショコラ・アランデュカスが購入できるようになりました↓

L'éclair de génieのエクレア

日本にあると知らずに買ったレクレール・ドゥ・ジェニのエクレア。€5~6。

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パリなら断然安いブランドを探せ

「日本に未進出のおいしいブランド」がほとんどないとわかったいま、狙うは「日本に進出済みだが、現地の方が安い、おいしいブランド」です。

しかしながら、ピエール・エルメを覗いてみると、マカロンは€2.6~2.8(€1=¥135として350円~380円)でした。日本では1個300円程度なので大差ない、というかむしろ高いくらいです。「日本進出済のお店で何か買おう」という気持ちは一気に冷めてしまいました。

日本でフランス発スイーツが高いのは、おいしいのはもちろんですが、原材料によいものを使っていること、デパートで売られていること、何より「空輸でパリから運ばれていること」が最大の理由だと思っていました。空輸が原因ではないようですね。日本の方が紙袋をつけてくれたり、保冷財をつけてくれたりと、むしろ親切です。日仏でのコスト構造の違いも気になります。

積み重なった色とりどりのマカロン

※ピエール・エルメのマカロンではありません

ガイドブックから漂う「嫌な予感」が的中してしまった

ある種の予感はあったのです。ガイドブックに載っている店は私が知っている店ばかり。「日本にある店ばっかり載せてー!確かに美味しいけど東京でも買えるんだから、パリにしかないお店に行きたいなぁ」と。そんな店はもはや少数派だったのですね。

ガイドブックには、チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の紹介と、ご丁寧にその会場まで地図に記されていました。日本から相当数の人が押し寄せていると予想できますね。数多くのパティスリー・ショコラトリーが日本進出していますが、彼らにとって日本人はもはや主要顧客という位置づけなのかもしれませんね。

ギャラリー・ラファイエットでは何を買うべきか

ギャラリー・ラファイエットでスイーツが買えないからといって嘆くのはまだ早いです。ここで狙うは高級バターです!!日本ではエシレバターが有名で、「フレンチレストランで別料金500円で提供される」とこれまでも紹介してきましたが、3~5分の1の価格で購入できます。エシレは日本直営店がありアマゾンでも購入できますが、ボルディエBORDIERといった日本未進出のバターも購入可能です。€1,2といった小さいものからあるので、お財布にもやさしいです♪

ただ落とし穴があります!!!はい、私エシレとボルディエのバターを買いましたが、機内持ち込みしようとして空港で没収されました(涙)スーツケースに入れておけばよかったのか!?正解はわかりませんが、皆様きちんと対策してくださいね。というわけで戦利品とそのお味のご紹介ができず残念無念です。あぁ、日本でフランスパンに塗って食べたかったなぁ・・・

バター

パリレポートまとめ

いかがだったでしょうか。パリ随一のデパート ギャラリー・ラファイエットの高級スイーツはほとんど日本で手に入りますし、日本との価格差もありません。「パリでしかないもの」がほしければ、デパートではなく専門店に足を運びましょう!(パトリックロジェには専門店に足を運び、チョコレートを手に入れることができました。)

ギャラリー・ラファイエットでは「高級バター」狙いです!!帰国対策もお忘れなく。

ギャラリー・ラファイエットに同行し、アドバイスをくれた友人は「PLAY+EDUCATION」をテーマにパリの子育てを綴っています。パリ在住日本人の暮らし、彼女から見たパリジャン・パリジェンヌ、パリの子育てに興味のある方は覗いてみてください♪
プレチュ~子どもとパリに暮らす~

 

パリ編に続き、スペイン サンセバスチャン編はこちら↓

ギャラリーラファイエット

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